山口県下関市と北九州市を新たに結ぶ下関北九州道路の整備計画が、具体化に向けて動き出した。国と関係自治体は合同で、道路のルートと構造形式、整備手法を検討する。国土交通省が2019年秋に、関門海峡の地質調査に着手する。

 下関北九州道路の整備計画は、財政難などの理由で08年に凍結されたが、国交省が19年度に4000万円の予算を計上して調査の再開を決めた。この経緯を巡って19年4月、国交省の塚田一郎副大臣(当時)が「忖度(そんたく)した」と発言して批判を招いた。

下関北九州道路のイメージ
本州と九州の連絡性を高め、観光や物流の活性化につなげる。災害時には既存道路の代替路になる(資料:国土交通省)
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 19年9月13日に開いた「下関北九州道路計画検討会」の初会合には、国交省、山口県、福岡県、北九州市、下関市の関係者が参加した。山口、福岡の両県が中心となって17年度から検討してきた構想を基に、事業化へ向けた具体的な整備計画について話し合う。

 下関北九州道路は、関門トンネルと関門橋に次いで3つ目となる関門海峡の横断道路だ。開通から40年以上を経た既存の2つの道路は老朽化が進み、補修工事によって通行止めや渋滞が頻発している。バイパスルートを建設すれば渋滞を緩和できる他、災害時の代替路としての機能を見込める。

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