建設技能者のデータベース「建設キャリアアップシステム(CCUS)」と、大手を含む200社以上の元請け会社が利用する建設現場の労務管理サービス「グリーンサイト」との間のデータ連携が始まった。各技能者の日々の入退場記録などグリーンサイトに登録する情報をCCUSに送れる。

民間のシステムと建設キャリアアップシステムの連携のイメージ
民間のシステムから建設キャリアアップシステム(CCUS)にデータを送れるようになる。CCUS専用のカードリーダーは不要(資料:国土交通省)
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 CCUSは、技能者の就労日数や資格、職長や班長としての経験などのデータを蓄積するシステムだ。国土交通省が建設業団体などと共同で開発し、建設業振興基金が2019年4月から本格運用を始めた。登録したデータから技能者のレベルを4段階で認定し、レベルごとに色分けしたICカードを配布する。現場に設置した専用のカードリーダーにICカードをかざして入退場を管理する。

 一方で、一部の元請け会社は既に、グリーンサイトなどの民間のシステムを現場に導入して技能者の就労履歴を管理している。こうしたシステムをCCUSと連携させれば、データを重複して入力したり、現場で複数のカードリーダーを使い分けたりせずに済む。

 民間のシステムは、建設業振興基金の認定を受けると、「就業履歴データ登録標準API連携認定システム」を介してCCUSと連携できるようになる。現在、認定されているシステムは7つある。

これまでに7つのシステムと連携
建設業振興基金が建設キャリアアップシステムとの連携を認定した民間の現場管理システムの概要。建設業振興基金の資料を基に日経コンストラクションが作成
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 その1つ、三菱商事グループのMCデータプラス(東京都港区)が運営するグリーンサイトは、19年8月30日に認定され、9月9日からデータ連携サービスを開始した。これまでに1万7000以上の現場情報や約45万社の専門工事会社の施工体制、約120万人の技能者の就労履歴を蓄積してきた実績がある。

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