中日本高速道路会社は2019年8月27日、神奈川と静岡の両県で建設を進めている新東名高速道路の全線開通を当初の20年度から23年度に延期すると発表した。特に、想定を超える広範囲の断層破砕帯による工事の難航が影響した。現時点で、開通延期に伴う事業費の増額は見込んでいない。

新東名高速道路の開通時期の見通し(資料:中日本高速道路会社)
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 破砕帯が見つかったのは秦野インターチェンジ(IC)―御殿場IC間(延長26km)の険しい山岳地帯だ。

 神奈川県松田町の中津川橋(延長は上り線268m、下り線278m)と、橋に接続する高松トンネル(延長は上り線2855m、下り線2871m)で工事が難航している。付近には、橋が架かる中津川に沿って神縄断層が走る。その影響で、工事用進入路を整備していた18年9月に、法面の崩落が発生した。

神奈川県松田町に建設する中津川橋と高松トンネルの工事用進入路を整備する際、2018年9月に法面の崩落が発生した(資料:中日本高速道路会社)
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