岐阜県中津川市内のリニア中央新幹線中央アルプストンネルの建設工事で、非常口となるトンネルの地上部が2019年4月8日に陥没した事故は、不安定な地山なのに補助工法を採用しなかったことが一因であることが新たに分かった。

 岐阜県が7月5日に開いた環境影響評価審査会地盤委員会で、事業者のJR東海が明らかにした。

2019年4月8日に陥没した箇所。直径は約8m、深さは約5m(写真:JR東海)
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 陥没は、地上から本線トンネルに向かって斜めに掘り進んでいた際に、坑口から200m付近で起こった。

 JR東海から工事を受託した鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が19年5月に公表した推定原因では、不安定な地山に適さない断面形状で掘削したことだけを挙げ、補助工法については言及していなかった。

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