国土交通省横浜国道事務所が発注した橋脚工事で、支承を据え付けるアンカーボルトの穴が、32カ所のうち8カ所で基準を超えて傾いていた。施工者は、穴の鉛直度をデジタル水平器だけで簡易に測っていたため、ミスに気付かなかった。

 橋脚の完成後、上部構造の施工者が支承の設置前に再計測して発覚した。国交省関東地方整備局は、下部工事を担当した森本組(大阪市)を2019年6月21日から2カ月の指名停止とした。

問題があったアンカーボルト穴の一部。直径は175mm。橋脚は2017年5月に完成した。上部構造の施工者が18年7月に現地で再確認したところ、32カ所中の8カ所で規格値を超える傾きが発覚した(写真:国土交通省横浜国道事務所)
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 ミスがあったのは、国交省と東日本高速道路会社が共同で整備を進める横浜環状南線の栄インターチェンジ・ジャンクション。鉄筋コンクリート製の門形橋脚に6つの支承を据え付けるために施工したアンカーボルトの穴に、鉛直度の規格値を超えるものが見つかった。

 関東地整の出来形管理基準は、鉛直度の規格値をアンカーボルト長の50分の1と定めている。ミスがあった橋脚に打ち込むアンカーボルトの長さは最大685mmなので、穴の上端と下端の水平方向のずれは約14mmまで許容される。施工不良があった箇所では最大56mmのずれが生じていた。

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