ブリヂストンは、横浜国立大学大学院の中村文彦教授と日本交通計画協会、コンクリート2次製品メーカーのアドヴァンス(新潟市)と共同で、「バス停バリアレス縁石」を開発し、岡山市後楽園前のバス停1カ所に採用した。停留所に近づいたバスは、タイヤを縁石に接触させながら停車する。小型バスだけでなく、大型バスにも対応する。

岡山市後楽園前のバス停に採用したバリアレス縁石。バスの運転手から見えやすいように、縁石の上端部を緑色に塗装した(写真:ブリヂストン)
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 縁石の側面が、路面から滑らかなカーブを描くように立ち上がるのが特徴。タイヤの側面に加わる衝撃や摩耗を最小限に抑えられる。バスの車体やホイールが傷付かないように、縁石の上端部には切り欠きを設けた。

 縁石そばのタイヤ接地面には、四角い溝を道路横断方向に何本も彫り込んだ。バスの運転手は振動を感じることで、タイヤが縁石に正しく接触したことを把握できる。

バスが縁石にタイヤを接触させながら停車する様子。写真の縁石は2016年時点の開発中のもの(写真:ブリヂストン)
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2016年時点の開発中の縁石(左)と従来の縁石(右)の形状比較(写真:ブリヂストン)
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 バスの車体をぎりぎりまで寄せて止められるので、バスの乗降口と停留所との隙間や段差を数センチメートルに抑えられる。スロープなどを使わなくても、車椅子やベビーカーの乗り降りができる。乗客全体の乗降時間が短くなれば、バスの定時性を確保したり、表定速度を高めたりすることも可能になる。

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