道路舗装用の改質アスファルトの販売で価格カルテルを結んだとして、公正取引委員会は2019年6月20日、ニチレキと日進化成(東京・新宿)の2社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)で計31億4098万円の課徴金の納付と再発防止に向けた排除措置を命じた。

 東亜道路工業のカルテルへの関与も認定したが、同社は公取委の調査前に違反を自主申告したことから、処分を免除した。

公正取引委員会による処分の概要。公取委の調査前に独占禁止法違反を自主申告した東亜道路工業は処分を免除した(資料:公正取引委員会)
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 一方、18年5月に3社とともに立ち入り検査した大林道路(東京・千代田)、三徳アスリード(大阪市)、昭和瀝青工業(兵庫県姫路市)、竹中産業(東京・千代田)、ユニ石油(東京・港)の5社に対しては、違反の認定に至らなかった。

 ただし、5社が販売価格についてニチレキなど3社と情報交換していたと認定。独禁法違反につながる恐れがあるとして、5社に注意した。

独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、公正取引委員会が注意した5社。公取委は2018年5月に各社に立ち入り検査したが、カルテルの認定に至らなかった(資料:公正取引委員会)
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