土木学会は2019年6月14日に開く定時総会で、18年度の土木学会賞を表彰する。今回の受賞で目立つのは、東京外かく環状道路をはじめとする幹線道路、ターミナル駅や線路などの鉄道関連施設といった、主に都市部における交通インフラの大規模な整備事業だ。施工ヤードの狭さ、人や車両の通行規制の制約など、様々な難題を克服する技術やプロジェクトが評価された。

隅田川幹線の下水道工事。技術賞Ⅰを受賞した。国内最大規模となる3700m3を凍結させて、外径5.5mのシールドトンネルのセグメントを最大9.5mまで拡幅した(写真:土木学会)
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技術賞Ⅰを受賞したJR渋谷駅の改良工事の様子(写真:土木学会)
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 受賞した案件全体としては、深刻な労働力不足を背景に、省人化や省力化などで生産性を高める技術やマネジメントが高い評価を得た。

 2011年の東日本大震災における復旧に関連する案件の受賞も見られた。技術賞Ⅰグループでは、福島第一原子力発電所の汚染水対策として造成した世界最大級の凍土壁が受賞した。技術賞Ⅱグループでは、釜石・大船渡の防波堤の復旧事業と、JR山田線宮古・釜石間の復旧事業が受賞した。

 土木学会賞は、全19部門への応募総数245件の中から114件が選ばれた。主な部門と受賞案件を以下に紹介する。なお、社名などの表記は一部を省略した。

2018年度土木学会賞の応募件数と受賞件数(資料:土木学会)
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