応用地質は、地中レーダーなど路面下の3次元探査技術の精度を評価する実験施設「三次元探査検定センター」を茨城県つくば市の同社つくばオフィス内に開設した。下水管などの構造物を埋設した延長408mの舗装道路を整備した。自社で利用するだけでなく、2019年6月1日から外部にも貸し出す。

応用地質つくばオフィス内に開設した「三次元探査検定センター」(写真:応用地質)
[画像のクリックで拡大表示]

 同センターでは、深さ3mまでの埋設物や空洞などを探査する技術と、30m以下の深さの地盤調査の技術を対象とする。事前に3Dレーザースキャナーなどで路面下の埋設物の位置を正確に測量しているほか、敷地内の地盤構造もボーリング調査などで解明している。

 これまで、地中探査の精度を確認するには、探査後に道路を掘削して実際に埋設物の位置を計測するしか方法がなかった。同センターでは事前に埋設物の位置を正確に把握しているので、探査結果と照合して簡単に精度を判定できる。

 舗装材料にはコンクリートとアスファルト、排水性アスファルトの3種類を使った。路面下の探査に影響を与える土壌の水分、温度、導電率などは、0.5~2mの深さに30cm間隔で設置した地盤センサーで監視している。道路は時速60kmで走行できるので、一般の車道とほぼ同じ条件で3次元探査技術を評価できる。

舗装には3種類の材料を使用した。手前から排水性アスファルト、コンクリート、アスファルト(写真:日経コンストラクション)
[画像のクリックで拡大表示]

 利用者には3次元CADで示した構造物の位置情報や、地盤センサーの記録を提供する。舗装の経年劣化に伴う変状や、埋設部とその周辺の地盤状況は、少なくとも年に1回調査する。使用料は1日2万円で、企業・個人を問わずに貸し出す。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら