宮城県塩釜市の塩釜漁港の防波堤が傾き続けている。正常な状態より頂部が最大47cmほど外洋側に移動。2018年末の変状発覚時と比べても、3月18日時点で最大17.3cmずれている。漁港を管理する県は対象箇所の造り直しも視野に対策を検討している。

2018年末の発覚以来、外洋側(写真左手)に傾き続けている宮城県塩釜漁港の東防波堤。19年1月4日撮影(写真:宮城県)
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 問題となっているのは、塩釜漁港の東防波堤。堤体はコンクリート製で、延長約1440m、海抜(東京湾平均海面TP)約3m、幅約3m。2000年度に完成した。

 18年12月21日、地元の漁協関係者が変状に気付き、県に通報。県が現地で確認したところ、北東から南西に向かって岸壁と平行して延びる東防波堤の約800mにわたる区間のうち約123mで、外洋側に最大約30cmずれていた。

 県は、周辺海域の航行や漁業活動への注意を呼び掛けるとともに、翌12月22日から変状の定期観測を開始。以後、月・水・金曜日の週3日、対象箇所の測定を続けている。

 19年1月22~25日には、変状箇所の詳細な状況を把握するため、建設コンサルタント会社に委託して水中調査を実施。水中ロボットカメラを使って、鋼製の杭や矢板、海底の状況などを撮影。その映像を基に、変状の分析を進めている。

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