首都高速道路の補強工事に携わる複数の塗装作業員の血液から、激しい腹痛などを伴う「鉛中毒」を発症する恐れのある高濃度の鉛が検出されたことが分かった。

 作業員は別の工事で被害に遭った可能性も指摘されているが、鉛の血中濃度は首都高の現場で働くようになってからもおおむね横ばいで推移している。

 首都高の工事では5年ほど前、塗装作業員が鉛中毒を発症している。塗装の塗り替え工事で、既存の塗料をかき落とすケレン作業をしていた作業員が、飛散した高濃度の鉛の粉じんを吸引したのが原因とみられる。

 その後、国や自治体、高速道路会社などが再発防止策を講じてきたが、今回の問題はいまだに塗装作業員が鉛中毒にかかる恐れがあることを物語っている。

問題が発覚した首都高7号小松川線の補強工事の現場。画像を一部加工(写真:日経コンストラクション)
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