国土交通省大阪国道事務所が発注した道路照明灯設置工事で、入札実施後に競争参加資格を示す等級区分の設定を誤っていたことに気付き、落札者との契約を解除するという異例のミスがあった。

 大阪国道事務所は、契約を解除した紀南電設(和歌山県御坊市)をはじめ、入札への参加を申し出た17社(辞退した会社なども含む)に謝罪。紀南電設には、契約などにかかった費用を補償する。

水銀ランプからLEDランプに取り換える道路照明灯。大阪市の曽根崎通りの歩道に2000年ごろに設置された。市中心部を南北に貫く道路の「顔」が御堂筋とすれば、東西を結ぶ道路の顔が曽根崎通り。その顔にふさわしいように、道路照明灯もデザイン化されたという(写真:国土交通省大阪国道事務所)
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 問題があったのは、「大阪国道管内道路照明灯設置工事」。大阪市の中心部を東西に走る曽根崎通り(国道1号~2号)の歩道に設置されている照明を、水銀ランプからLEDランプに取り換える。2018年7月10日に入札を公告し、9月6日に開札。紀南電設が約4500万円で落札し、10月1日に契約した。

 大阪国道事務所が契約後に入札結果を公表したところ、予定価格を見た他の入札参加者から10月9日、「等級区分がおかしい」との通報を受けた。事務所内で調査し、等級区分の誤りが判明したため、11月12日に紀南電設との契約を解除した。

問題があった工事の入札調書。紀南電設が3番目に低い価格を提示しながらも、技術評価を含む総合評価で落札した(資料:国土交通省大阪国道事務所)
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