福島市の市道を日没後に自転車を押して歩いていた女性(当時78歳)が、深さ最大約90cmの側溝に転落してけがを負った事故を巡り、市に慰謝料や介護費用など約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟で、福島地裁は9月11日、市に約4500万円の支払いを命じた。

 福島地裁は、事故現場付近に防護柵や注意を促す看板がなく、道路照明もなかったことなどを問題視。「事故が発生する危険性があり、未然に防止するための措置を講じていなかった」などとして、市の道路管理上の瑕疵(かし)を認めた。一方、女性の過失も認め、請求額を減額した。

事故現場付近の道路構造(資料:福島市)
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事故現場を南側(道路構造図の1の位置)から見る。現場は下り坂になっており、ガードレールが途切れた辺りで、自転車を押して歩いていた女性が転落した。赤色のポール型のコーンは女性の提訴後の2016年10月に設置した(写真:福島市)
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事故現場を北側(道路構造図の2の位置)から見る。側溝には蓋が付いている。右手の住宅と市道との間の幅は約1m20cm(写真:福島市)
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