前田建設工業などが出資する愛知道路コンセッション(愛知県半田市)は8月6日、インフラ施設の運営や維持管理に役立つ先端技術の実用化に向け、同社が運営する有料道路を実証実験の場としてベンチャー企業や大学などに無償で提供する「愛知アクセラレートフィールド」の運用を開始した。技術の選定など同フィールドの運営は前田建設工業が担当する。

愛知アクセラレートフィールドの仕組み
前田建設工業が技術の選定や実験結果の評価を担当する(資料:愛知道路コンセッション)
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 愛知道路コンセッションは2016年10月から、愛知県道路公社が管理していた有料道路8路線の運営を手掛けている。民営化によって、実績のない新技術を導入しやすくなった。AI(人工知能)やロボットなど様々な分野の技術を幅広く取り入れる「オープンイノベーション」によって、道路の運営や維持管理を効率化する。

 第1弾として、橋梁の劣化を低コストで数値化する技術の募集を始めた。従来、目視で点検している支承の劣化を簡単に把握する技術を求める。センサーは取り付けに手間がかかるので、設置しないことを条件とした。

 一例として、橋桁を下からカメラで撮影し、桁の微細な動きを検出して支承の状態を判定する技術を挙げている。

 実証実験は、中部国際空港連絡道路のセントレア大橋取り付け高架橋で実施する。通行の妨げとなる橋梁上部からの作業は禁止とした。

実証実験を行うセントレア大橋取り付け高架橋
募集する技術ごとに実証実験の場所や条件を定める(写真:愛知道路コンセッション)
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