国土交通省東北地方整備局は、三陸沿岸道路の橋梁の建設現場で施工者の富士ピー・エスの現場代理人が墜落死したことを受け、同社を7月20日から8月2日まで2週間の指名停止とした。現場の安全衛生の統括責任者が、自らの安全措置の不備で死亡した事故は珍しい。東北地整発注の工事の現場で、現場代理人や監理技術者が事故死したのは、記録が残っているこの20年間で初めてだという。

上部工完成後の大沢第2橋(写真:国土交通省)
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 事故があったのは、三陸道の一部となる釜石山田道路大沢第2橋(岩手県大槌町、山田町)の上部工事の現場。約7億円で受注した富士ピー・エスが2016年9月~18年6月の工期で施工した。同橋は橋長210mの5径間連結プレストレスト・コンクリート橋だ。

 17年12月26日の夜、現場代理人を務める同社の男性社員(58歳)が現場の巡視中に、壁高欄部付近から約20m下の地表に墜落して死亡した。

■事故発生の状況
(資料:国土交通省)
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