沖縄県内を走るモノレール「ゆいレール」の浦添市への延伸事業に遅れが生じ、2019年春に予定していた開業時期が同年夏に延期されることになった。用地取得の遅れのほか、県内の人手不足を要因とする入札不調が多発したことなどが響いた。運行を担う第3セクター、沖縄都市モノレールが5月25日に発表した。

ゆいレールの開業済み区間と延伸区間
(資料:沖縄県)
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 今年3月末までに完了する予定だった軌道桁の架設や連結が、8月までずれ込む見通しだ。その後に、送電設備や通信設備の工事を進めて運行システムの試験を行う。開業には運転士の習熟訓練や国や県の承認検査なども必要なので、今後の工事などが順調に進んでも、開業は早くて19年夏ごろになるという。

 開業延期の一因となったのが、工事の入札不調だ。建設業界の人手不足が深刻化しており、現場に配置する技術者が足りないことから入札への参加を見合わせるケースが多かった。有効求人倍率が全国平均を下回り続けている沖縄でも、人材は観光関連産業などに流れがちで、建設業はより厳しい状況が続いているという。

 不調となった工事は、発注時期や工期を変更して再入札した。例えば、完成時期が集中して技術者の配置が難しくなる年度末の着工を避け、年度をまたいで4月着工に変更した。

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