鉄建建設と宇部エクシモ(東京都中央区)は共同で、橋梁やトンネルなどのコンクリート構造物の表面に貼り付けるだけで剥落を防止する「タフメッシュシート(ライト)」を開発した。

タフメッシュシート(ライト)の施工試験の様子(資料:鉄建建設)
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 開発したシートは、オレフィン系樹脂の「補強繊維」の両面を、アクリル樹脂でコーティングしたもの。アクリル樹脂の厚さは両面で異なる。下地処理を済ませたコンクリートの表面に、アクリル樹脂が厚い面が外側になるよう接着剤で貼り付ける。

 パテ処理や下塗り・上塗り、保護塗装といった複数の工程を要する一般的な工法と比べて施工時間を大幅に短縮できるので、交通規制や線路の閉鎖を伴う現場の工期短縮やコスト削減に役立つ。シートの厚さは0.35mm前後、重量は1m2当たり200g前後だ。

 鉄建建設などは2008年に、補強繊維の両面を同一の厚さのアクリル樹脂でコーティングした「タフメッシュ工法」を開発済み。高速道路会社や鉄道会社が管理するコンクリート構造物を中心に実績を重ねてきた。現場によっては、施工時間が従来の3分の2に短縮できた例もある。

上はタフメッシュ工法と従来工法の比較。下は施工状況(資料:鉄建建設)
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