日本のゲームやVTuberも熱視線、アニメ界の「ネットフリックス」

クランチロールを知らずして(後編)

2019/10/10 05:00
根津 禎=シリコンバレー支局

(前編はこちら

 日本のアニメーションを中心とするコンテンツ配信基盤(プラットフォーム)「クランチロール(Crunchyroll)」(運営は米Ellation)は、日本のゲーム業界からも熱視線を浴びている。アニメファンはゲーム愛好者(ゲーマー)でもある場合が多いからだ。クランチロールによれば、同社を通じてアニメを視聴するユーザーの9割以上がゲーマーで、6割以上がより熱心なコアゲーマーだという。

クランチロールはゲームのプロモーションやマーケティングの事業も手掛ける。クランチロールの無料会員数は5000万人、有料会員数は200万人に達した。2019年8月30日~9月1日に開催された「Crunchyroll Expo 2019」での発表イベントの様子(撮影:日経 xTECH)
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 そんなクランチロールのプラットフォームを積極的に活用しているのは、スマートフォンゲームを手掛けるNextNinja(本社・東京)である。同社が開発・運営しているスマホ向けRPGゲーム「グランドサマナーズ」(配信:グッドスマイルカンパニー)の海外でのプロモーションやマーケティングなどで、クランチロールのユーザー基盤を生かしている。グラサマは日本でも著名なゲームで、北米を中心とした海外でも人気がある。その事業拡大に一役買っているという。「アニメファンの多くがゲーマーで、多数の海外アニメファンを抱えるクランチロールは海外でのプロモーションやマーケティングで重要な役割を果たす」(同社代表取締役社長で、同ゲームのプロデューサーの山岸聖幸氏)と評する。

「Crunchyroll Expo 2019」で講演する山岸氏(撮影:日経 xTECH)
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