アップルやグーグルに対抗、ソニーも月額10ドル以下でゲーム遊び放題

期間限定で人気ゲームのプレイも可能に

2019/10/03 05:00
根津 禎=シリコンバレー支局

 ライバルの攻勢にソニーが「本気」で迎え撃つ。ソニーグループでゲーム事業を手掛ける米ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、2019年10月1日(日本では2日)から「クラウド型」のサブスクリプション(定額制)ゲーム配信サービス(クラウドゲームサービス)「PlayStation Now(PS Now)」の料金を値下げした。1カ月当たり(「1カ月利用権」)の料金は日本で1180円(税込み)、北米で9.99米ドル(税別)、欧州で9.99ユーロ(税込み)である(発表資料)。従来はそれぞれ2500円(税込)、19.99米ドル(税別)、14.99ユーロ(税込み)だった。日本と北米は半額以下、欧州では約2/3と大幅な値下げ。月額9.99米ドルという金額は、2019年11月に米グーグルが開始するクラウドゲームサービス「Stadia(スタディア)」と同額である(関連記事)。

SIEの発表資料をキャプチャーしたもの
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 「12カ月利用権」の購入、すなわち12カ月分を一括で支払うと、1カ月当たりの料金はさらに下がる。12カ月利用権の価格は、日本で6980円(税込み)、北米で59.99米ドル(税別)、欧州で59.99ユーロ(税込み)。1カ月当たりでそれぞれ、約580円、約5米ドル、約5ユーロになる。2019年9月に始まった米アップルの「Apple Arcade」や米グーグルの「Google Play Pass」といった月額4.99米ドルのゲームサービスとほぼ同額である(関連記事)。

 SIEは値下げに加えて、ゲームタイトルの拡充も図る。2020年1月2日までの期間限定で、人気ゲーム4タイトルのプレイを可能にする。「ゴッド・オブ・ウォー」、「グランド・セフト・オートV」、「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」、「inFAMOUS Second Son」だ。いずれも1年以上前のゲームだが、「AAA(トリプルエー)タイトル」と呼ばれるような著名なタイトルである。現時点で、Apple ArcadeやGoogle Play Passでは、こうした著名タイトルを揃えられていない。その分、SIEの方が優位と言える。20年以上、ゲームプラットフォーム事業を手掛けてきた企業ならではの「武器」である。PS Nowでは今後も、従来と同じ定期的な新規タイトル追加に加えて、今回のような期間限定でプレイできるPS4向け人気タイトルを毎月追加していくという。

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