航空機による旅行を一層快適にし、自宅に職場、カフェなどに続く、居心地の良い「フォースプレイス(第4の居場所)にする」(米パナソニック アビオニクス CTOのDavid Bartlett氏)――。そんな目標を掲げてパナソニックが新たに立ち上げた「アビオニクス」事業の新しい研究開発施設が、シリコンバレーにある。それが、パナソニック アビオニクスがカリフォルニア州プレザントンに設けた「Innovation Studio」だ。

Innovation Studioがある建物(撮影:日経 xTECH)
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 アビオニクス事業では、航空機内のエンターテインメントシステムや通信システムの販売だけでなく、それらシステムの保守・整備までを手掛ける。従来の製品単体の売り切りでなく、サービスを含めたソリューションで販売し、継続的な収入を得る「リカーリングビジネス」にかじを切るパナソニックにとって、同事業は同社内の先行事例として位置付けられている。

 アビオニクス事業では、航空機内のエンターテインメントシステムや通信システムを総称して、「inflight entertainment and connectivity(IFEC)」システムと呼ぶ。パナソニック アビオニクスによれば、IFECシステムの顧客(航空会社)は330を超え、インストールされた同システム数は1万4730に達するなど、大きなシェアを持つ。過去9年間、IFECシステムは年間1000以上採用されており、順調だという。旅客機の年間乗客数は今後も増え続け、2036年には78億人超と現在の約2倍に達するとみている。それに伴い、旅客機の数も2036年にはおよそ4万8000機と、こちらも現在の約2倍になるとされる(関連記事)。その分、アビオニクス事業の伸びしろは大きい。

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