「10年後以降の将来を見据えた基礎研究に取り組んでいく。GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)のように企業を買収するのではなく、一流の研究者のネットワークを広げて連携し、世界で通用する研究所にしていく」――。NTT 代表取締役社長の澤田純氏は、「シリコンバレー」で2019年7月8日(現地時間)に開催した発表会でこう意気込んだ。この発表会は、シリコンバレーに設けた基礎研究所の開設を記念して開催したもの。まずは、量子コンピュータや暗号、生体の3分野の基礎研究に集中する。これまでNTTのシリコンバレー拠点では、クラウドやセキュリティーといった分野の研究開発に注力していた。

発表会当日、日経BPなどの質問に答える澤田氏(撮影:日経 xTECH)
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 2019年4月1日に設立した米NTT Research(カリフォルニア州イーストパロアルト市)の傘下に、量子コンピュータなどを担当する「NTT Φ(ファイ) Laboratories」、暗号情報理論の「NTT CIS(シス)Laboratories」、生体情報処理の「NTT MEI(ミー) Laboratories」の3研究所を設置。同年7月から本格的な活動を始めた。米国の大学や研究者との連携を強め、GAFAと呼ばれる米国のテクノロジー大手とは異なる視点で長期的な研究を行う。

NTT Researchに3研究所を設置。スライドはNTT(撮影:日経 xTECH)
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NTT Researchが入っている建物(出所:NTT)
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