新年、明けましておめでとうございます。旧年中は日経 xTECHをお引き立ていただき、誠にありがとうございました。今年1年も、編集スタッフ一同、読者の皆様のお役に立てるよう、良質なコンテンツを全力でご提供する所存です。

 先日聴く機会があった、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長の講演が非常に印象に残りました。Big Picture(ビッグ・ピクチャー)をしっかりと描き、「世界を獲る」ことの重要性をひしひしと感じたからです。GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)をはじめとする世界を席巻する巨大グローバル企業に比べると、日本の製造業やIT企業、建設業のいくつかの企業が後れを取っている部分です。私自身、柳井氏の話を聞いて、日経 xTECHの読者層であるIT業界、製造業、建設業に身を置く皆様にとって、将来の羅針盤となり得る内容と感じましたので、随時柳井氏の話を交えながら、2019年以降を展望してみたいと思います。

パナソニックの創業100周年記念フォーラムで講演するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長
[画像のクリックで拡大表示]

 柳井氏は、企業が競争力を高める上で重要な要件を3つ掲げました。(1)「非常識なくらい高い目標を持つ」。(2)「自分の使命は何かをハッキリさせる」。(3)「大きな夢を描く」ことです。これらはいわゆるビッグ・ピクチャーそのものであり、GAFAが得意とするところです。そして、実際にファーストリテイリングもこれらを実践することで、現在のグローバル企業としての地位を不動にしつつあるわけです。

 日本のテクノロジー関連企業はかねてから、米国の企業に比べて、ビッグ・ピクチャーを描くのが苦手とされてきました。メーカーの中期経営計画を見ても、現状の事業体制の延長線を引き、利益目標などを策定しているところが少なくありません。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は登録月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら