「どこから来たんですか?」
「日本。東京です」(筆者)
「Cool!(カッコいいね)。友達が日本を訪問してすごく良かったと言っているから、僕も行きたいと思っているんです」

 世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスの展示会「IFA 2019」の取材で、ドイツ・ベルリンを訪れた。展示会場で欧州の方々と話している時、複数(2~3人より多い)の人からこう言われた。海外取材の経験は少なくないが、これまでにあまりないことだった。

「IFA 2019」はドイツの首都ベルリンにある展示会場メッセ・ベルリンで開催(9月6~11日)された。床面積は東京ビッグサイトの5倍以上と巨大
(写真:日経 xTECH)
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 IFAに設けられた、テクノロジー系企業やスタートアップ、研究所などが最新のイノベーションや先端技術を出展するコーナー「IFA Next」では、初めての「パートナー国」に日本が選ばれた。パートナー国の役割は、IFA Nextの展示を取り仕切るわけではないが、簡単に言えば「さすが日本」と思わせるような技術を紹介することが主催者から求められた。

 実際には、IFA Nextには世界から先端技術の開発に取り組む企業が数多く参加しており、正直、最初は「なぜ日本なのか」とも思った。しかし、IFAを主催するメッセ・ベルリンの幹部の話を聞いているうちに、彼らが求めているものがなんとなく分かってきた。それは冒頭のエピソードにも共通する“日本ならではのもの”、つまり「おもてなし文化」を持つ社会でないと生まれにくいサービスやテクノロジーだ。

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