この間、ドイツ・フランクフルトの街角で、歩道に「Lime(ライム)」の電動キックボードが数台置かれているのを見かけた。Limeは米ニュートロン・ホールディングス(Neutron Holdings)による電動キックボードのシェアリングサービスである。筆者はLimeの実機を初めて目にしたのだが、「こういうのを手軽に借りられると、移動はどう変わるのか?」という点が気になった。そこで帰国後に、電動キックボードのシェアリングサービスを利用してみることにした。

フランクフルトで見かけたLimeの電動キックボード
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 いま首都圏で試せるのは、ドイツWind Mobilityのサービスである。日本法人であるWind Mobility Japanが、埼玉高速鉄道の浦和美園駅(さいたま市)、JR京葉線の海浜幕張駅と稲毛海浜公園(千葉市)に無人の貸し出しステーションを設けて実証実験という位置付けで提供している。今回は、海浜幕張駅のステーションで電動キックボードを借りた。

 同社の電動キックボードは、GPSモジュールと携帯電話(4G)モジュールを搭載。リモートから現在位置やバッテリー残量を把握できる。サービス側で設定している利用可能エリアを外れると、音などで警告を出す。ユーザーはスマホアプリを使って、空いている電動キックボードを検索し、貸し出しと返却の手続きをする。電動キックボード本体に付いたQRコードを読み取ると、貸し出し手続きが始まる仕組みだ。

 サービス提供時間は9~18時で、料金はロック解除100円+1分25円/1時間850円/1日2000円。日本では原動機付き自転車の扱いなので運転免許証を持っていなくてはならず(Wind Mobility Japanのサービスは現在、海外の国際免許証は不可)、最初にアプリを使って運転免許証の情報をサービス側に登録する必要がある。ヘルメットは、千葉市のステーションの場合は黒い袋の中に入っていた。

海浜幕張駅前にある電動キックボードのステーション
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予想できなかった乗車感で戸惑う

 貸し出し手続きはすんなり済み、駅近辺の車通りが少ない道路で試し乗り。少し助走して乗り、右のレバーを使って加速する。ブレーキは左のレバーを使う。停発車と加減速にはほどなく慣れたので、さっそく4.6~4.7kmくらいの距離にある稲毛海浜公園のステーションに向けて出発した。

ハンドル右側の緑のレバーがアクセル、左側の赤いレバーがブレーキ。下方の黒い袋にヘルメットが入っている
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