「『ZOZOMAT』発表です。スマホで足が3D計測できます。今日から先行予約開始。もちろん無料」――。

 2019年6月24日、ZOZO 代表取締役社長の前澤友作氏のこのツイートを見て、「ついに来たか」と思った。ZOZOMATは、スマートフォン(スマホ)のカメラを使って足のサイズを計測し、通販サイト「ZOZOTOWN」でぴったりサイズの靴を購入できるとするシステムである(関連記事:「スーツの次は足、ZOZOが3D計測の『ゾゾマット』でリベンジ」)。2018年10月の時点で前澤氏は、足の3次元モデルが映るスマホの画面をツイッターやインスタグラムに投稿しており、ZOZOSUITの「次」として足計測システムが出てくることを予告していた。

ZOZOの3次元足計測システム「ZOZOMAT」
(出所:ZOZO)
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 筆者にとって、足の計測と靴のサイズ推奨は個人的にも関心の高いテーマだった。身長に対して座高が高い(つまり短足)体型の筆者は、仕事では5センチメートル程度のヒールのあるパンプスを好んで履いている。

 と言っても、数年前までは少しでもヒールがある靴を履くと足が痛くなってしまい、「ハイヒールなど言語道断」派だった。筆者が苦手だったヒールを多少なりとも履けるようになったのは、百貨店の靴コーナーで販売員に言われた「お客様の足は幅が細いのでEの靴が良いですね」というひと言がきっかけである。

 このEというのは、足指の付け根付近を囲む長さを示す「足囲(ワイズ/ウィズ)」のこと。日本工業規格(JIS)では、一般に足のサイズと認識されているかかとから指先までの長さ(足長)に応じた足囲を小さい順にA、B、C、D、E、EE、EEE、……と定義している。販売員に指摘されるまでは、自分の体型と同じイメージで「足は“甲高幅広”だろう」と思い込み、EEやEEEの靴を探して購入していた。これらの靴は店舗で試着する分にはゆったりして履き心地が良く感じるが、ヒールによる傾斜で足が前に滑りやすく、購入して実際に履いているとつま先が痛くなってしまうことが多かった。店員に指摘されて初めて、自分の足のサイズを意識するようになったわけだ。

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