DAC(Design Automation Conference)というエレクトロニクスや半導体の設計の国際イベントをご存じだろうか。Wikipediaによれば、1964年に始まり、おおむね年1回のペースで米国で開催されている。2019年はラスベガスで第56回大会が開かれた。半世紀以上続いている。

 当初は機械や建築を含めて広く設計の効率化や自動化を扱っていたが、次第にエレクトロニクスや半導体の設計に限定されるようになった。また、「Conference」の名の通り、当初は純粋な学会だったが、設計の自動化や効率化を支援する製品、例えばEDA(Electronic Design Automation)ソフトウエア/ツールの展示も行われるようになり、この分野の技術と製品の総合的なイベントとなった。

Las Vegas Convention Centerで開催のDAC 2019(56th DAC)。写真は展示会場の出入り口。日経 xTECHが撮影
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 Wikipediaによれば、DACで学会と展示会の双方が実施されるようになったのは、1984年だという。私事で恐縮だが、その年に、記者は日経マグロウヒル社(現在の日経BP)に入り、DACの分野、すなわち、エレクトロニクスや半導体の設計の記事を書いてきた(記者注:ほかの分野の記事も書いております)。入社以来、皆勤賞ではないが、かなりの回数、DACは取材した。今年(2019年)も取材したが(関連記事)、ここ何年かと比べて、今回のDACでは大きな変化が3つあった。以下で3つの変化を紹介し、最後にもう1つをお知らせする。

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