アートやデザインでワクワクさせる医療・健康サービスを(page 2)

丸山亜由美氏 トリプル・リガーズ 代表

2019/03/01 06:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

アートやデザインには昔から関心があったのですか。

 はい。高校卒業後に入学した北里大学では臨床検査技師になるための勉強をしていたのですが、その頃の口癖は「人生が2回あったら美大に行きたい」でした。美術への興味が薄れることはなく、大きな声では言えませんが、授業をさぼって展覧会のボランティアをしたこともありました。

 3年間の社会人生活を経て念願の美大に入学できたはいいものの、授業に付いていくことが精いっぱい。営業の傍らに受験勉強をしていた私が、何年も前から美大進学を視野に入れて勉強してきた同級生と机を並べるわけですから、すごく大変でした。修行のような4年間で、大学を辞めたいと思うこともありました。

 ただし、今振り返ってみると、とても大きな学びを得られました。

(写真:加藤康)
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 特に心に留めているのは、デザインは単なるデコレーション(装飾)ではないということ。デザインの本質は、形や色に工夫を施すことで、問題を解決したり行動変容を促したりすることだと思っています。

 例えば、女性向けの製品なら何でもかんでもピンク色にデザインすれば良いというわけではありません。同じ製品やサービスを対象にしていても、狙いや目的が異なれば、デザインは違うはずです。そして、その目的が誤解のないように伝わるデザインでなくてはなりません。

 なので、私がデザインを考える際には、まず問題点を洗い出し、どういう風に解決したいかという道筋を立てるようにしています。

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