「バーチャルアイドルのイベントでは、これまでのイベントに比べて客単価が約5倍に上がっている」――。東映の取締役で事業推進部長を務める吉元央氏は、日経 xTECHの取材に対してこのように述べた。

東映の取締役で事業推進部長を務める吉元央氏
(撮影:日経 xTECH)
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 「スーパー戦隊シリーズ」や「仮面ライダーシリーズ」などの特撮作品を数多く手掛けている東映は、各作品のキャストが出演する音楽ライブなどのイベントを多数実施してきた。これらの特撮作品のファンがイベントに参加したり、グッズを購入したりする客単価に比べて、その約5倍の客単価を実現したのが、東映に所属するバーチャルアイドルユニット「EIGHT OF TRIANGLE」(エイトオブトライアングル、エイトラ)である。

 エイトラは2014年秋に企画され、2015年10月にデビューした男性2人組ユニットである。その外見は3次元(3D)CGであるものの、他のリアルなアーティストと変わらない“実在するアーティスト”として活動している存在だ。2018年10月には2つのアニメ作品の主題歌を担当し、同年12月には主題歌を収録したCDを発売してメジャーデビューを果たしている。これまでに単独の音楽ライブを複数回開催しているほか、リアルのアーティストが出演する合同ライブにもバーチャルアイドルとして登場し、楽曲を披露した。リアルのアーティストではできない、舞台の上で空中浮遊したり一瞬で衣装を変えたりといった、デジタル空間ならではの演出も可能である。

「EIGHT OF TRIANGLE」の現在のメンバー
画像左が主にボーカルを担当する荒賀新音(あらがねおん)氏、画像右が主にキーボードを担当する遠藤和斗(えんどうかずと)氏。(撮影:日経 xTECH、図は東映のもの)
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