2019年が早くも大詰めに近づいてきたなか、日経ホームビルダー12月号をお届けします。12月号は特集2本の構成で、1本目は毎年恒例の「採用したい建財・設備メーカーランキング2019」。家づくりのプロに、主要メーカーの採用意向を建材・設備33分野ごとに尋ねる独自調査です。

 各分野の上位企業に顔ぶれの大きな変化はなかったものの、「手すり」「建具などの金物」の2分野で首位が交代するなど、一部には動きがありました。また日経 xTECHでは、有料会員および日経ホームビルダー購読者向けサービスとして、ノミネート全社のランキングと得票値を2012年度分から公開しています。合わせてご覧いただければと思います。

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 さらに、この特集の前半部分では、2019年の建材・設備動向で日経ホームビルダーが注目した“変革の潮流”にクローズアップ。「トリプルガラスの樹脂窓」「狭小地などで大開口を実現できる柱脚金物」「雨漏りの弱点箇所でリスク低減を図る笠木部材」の3製品に焦点を当てて、着想のユニークさや具体的な導入メリットを紹介しています。いずれも、住宅建築のプランや設計の選択肢を広げる可能性を期待できる点が、私たちが注目した理由です。

 例えば「トリプルガラスの樹脂窓」のように窓部材の断熱性能が向上すれば、建物の北側にも眺望や採光に生かせる大きめの開口部を設けることができます。2本目の特集「『地域価値』生かす省エネ住宅」で取り上げた物件にも、同様の考え方を取り入れた例が含まれています。建材・設備の進化とはこのように、建築自体に新たな可能性を与えてくれるということに、改めて気づかされます。2本の特集をぜひ照らし合わせながら、お読みいただければと思います。

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