屋根勾配に沿って断熱材を設置する「屋根断熱」の採用割合が増えています。住宅金融支援機構が実施した「フラット35住宅仕様実態調査」の結果によると、2017年度の屋根断熱の採用割合は37.4%まで伸びていました。07年度は21.0%だったので、1.8倍ほど割合が増した計算です。住宅上部の断熱方式は、着実に天井断熱から屋根断熱に転換しているのです。

 しかし、屋根断熱は天井断熱に比べて施工の難度が高く、通気の不備などによって結露をはじめとするトラブルに至る例があります。日経ホームビルダー4月号では、こうした屋根断熱の問題に焦点を当てた特集「屋根断熱の難題はこう解く」を掲載。屋根断熱の設計や施工で失敗した事例を分かりやすく解説しています。

「『屋根断熱』の難題はこう解く」(資料:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]

 特集ではさらに、屋根断熱の経験が豊富な実務者に幅広く取材を行い、屋根断熱を採用する際に実務者が知っておきたいノウハウをQ&Aの形式で紹介しています。「ルーフバルコニーの通気はどうする?」「通気経路の施工手間を減らすには?」「横方向の通気は利くのか?」といった疑問に、図やデータを用いて丁寧に答えています。

 屋根断熱の設計や施工に、既に取り組んでいる方にも、これから取り組もうと考えている方にも、資料性の高い情報となっています。ご一読いただくだけでなく、長く保存していただければと考えております。

 4月号では、健康と住宅内の室温や床の温度との関係について、新しい知見を紹介する記事も用意しました。リポート「足元が寒い家で不健康」です。「室温が安定すると血圧の季節差が小さくなる」「足元付近の室温が血圧に影響を与える」「断熱改修をして室温が上がると、住宅内での活動量が増える」といった知見を、データを交えて紹介しています。