日経ホームビルダーは、2019年7月号で創刊20周年を迎えます。長きにわたって情報を発信し続けることができたのは、ひとえに読者のみなさま、取材先のみなさま、広告主のみなさまのご協力があったからにほかなりません。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

 創刊20周年の節目となる19年は、「日経ホームビルダーらしい」と言っていただけるような企画やコンテンツに挑みます。徹底的な検証や調査によって事実を明らかにする報道はその目玉です。

 住宅実務者が感じている技術的な疑問に応える検証実験に加え、建て主や読者の方の生の声を集めた評価など、みなさまが知りたいと思う情報を提供していく所存です。2月号では、くぎがめり込んだ耐力壁の強度を、静的加力試験で独自に確認した実大実験の結果を紹介する予定です。

実大実験の様子。結果の詳細は2月号で紹介(写真:澤田 聖司)
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 20周年を機に、新たな領域の情報も積極的に報じていく方針です。IoT住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)をはじめとした省エネ住宅、先端木質材料など技術が革新する新しい住宅像やビジネスはその一例です。

 創刊以来、読者のみなさまに強く支持されてきた住宅での事故やトラブルを題材にした記事にも注力し続けます。1月号の特集1「災害が変える地盤対策」では、北海道胆振東部地震など近年の災害で生じた地盤被害について、改めて深く取材を進め、新たに必要になってくる地盤対策について紹介しています。

日経ホームビルダー2019年1月号の特集1「災害が変える地盤対策」(資料:日経ホームビルダー)
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 地震や豪雨といった近年の大規模災害の現場で効果を確かめた結果を基に専門家が作成した地盤対策工法の比較表など、すぐに実務に役立てられる情報を数多く掲載しています。

 独自の調査という観点では、特集2「採用したい建材・設備メーカーランキング2018」も貴重な資料になるはずです。住宅実務者に対する大規模なアンケートを基に、33分野の建材や設備について、実務者の採用意向を確認しました。

 首位が交代した分野は限られていたものの、断熱材やシステムキッチン、住宅用室内ドアの分野では注目すべき動きが出ていました。詳しくは誌面で確認いただければと思います。

 1月号から新しい連載記事を2本用意いたしました。「知らねば売れぬ木構造のイロハ」と「建て主の本音」です。前者はこれからの顧客対応で知っておきたい構造関係の情報を、分かりやすくかみ砕いて解説していきます。

 後者は人気連載「クレームに学ぶ!」を建て主の視点から描いたコラムです。住宅会社に不満を感じながらも、建て主がなかなか言い出せなかった本音を拾い集め、住宅実務者の方が顧客対応の参考にできるような連載にしていきたいと考えています。

 デジタル媒体である日経 xTECH(クロステック)を通じて、日経ホームビルダー発の住宅関連のニュース報道にも注力していきます。紙、デジタルを問わず、日経ホームビルダーは挑戦を続けてまいります。今後の日経ホームビルダーにご期待ください。

出典:日経ホームビルダー、2019年1月号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。