「建築単価ウオッチ」は、2019年9月調査の結果をお伝えする。鉄筋コンクリート造(RC造)高齢者福祉施設は、コストの動向を示す指数が、前月比で0.6%上昇した。衛生や仕上げの資材・工事費の上昇が影響している。3カ月おきに調査しているRC造の主要工事費は、鉄筋加工組み立て工事費が東京で下落した。

 東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)における鉄筋コンクリート造(RC造)の高齢者福祉施設について総工事費単価のプライス推計値を見てみよう。

 2019年9月調査に基づく総工事費単価のプライス推計値は、四分位で中央値に相当する中位(50%値)が1m2当たり31万8000円(最新2カ月分は暫定値)で、前月比で0.6%上昇した。前年同月比では7.8%の上昇である。

 同様に、四分位で高位(75%値)のプライス推計値は33万3000円で、前月比が0.6%上昇。前年同月比は4.1%上昇だった。低位(25%値)は28万円で、前月比が0.4%上昇。前年同月比2.6%上昇であった。

横軸は調査時期。金額は消費税を除く。各位置の値は特定の事例が示す単価であり、各調査年の事例とは同一ではないので留意されたい (資料:建設物価調査会)
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データの見方

建設物価調査会の建物価格情報サービス「JBCI」のデータから作成した総工事費単価のプライス推計値。東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)で建設された高齢者福祉施設(老人保健施設、老人ホーム、グループホーム)について過去の契約価格データをベースに、建築費指数(工事原価)を用いて補正したもの。実際の契約価格は、建物の規模や施工条件、設計内容、グレードなど様々な要因によって変動するので、四分位で中央値に相当する中位(50%値)の他、高位(75%値)と低位(25%値)のデータを提供する。契約価格の調査は年単位で行われ、翌年4月に集計結果が得られることから、18年調査の結果を19年4月から20年3月まで推計の基本情報として用いている。3月と4月ではベースとなる母集団が異なるため、値の差が大きくなる場合がある。最新2カ月分のプライス推計値は暫定値。詳細は建設物価調査会のウェブサイトで。

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