「建築単価ウオッチ」は、2018年10月調査の結果をお伝えする。鉄骨造(S造)事務所は、プライスやコストの動きを示す指数が、5カ月ぶりに横ばいとなった。専門工事別で見ると、大きな上昇が続いていた躯体もわずかな上昇にとどまった。S造の主要資材であるH形鋼の取引価格は、名古屋で変動があった。

 東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)における2018年10月の鉄骨造(S造)事務所の総工事費単価のプライス推計値は、中央値に相当する中位(50%値)が1m2当たり42万2000円(最新2カ月分は暫定値)で、前月から変わらず。前年同月比では15.9%上昇した。

 同様に、四分位で高位(75%値)のプライス推計値は49万8000円で、前月から横ばい。前年同月比は6.0%上昇した。低位(25%値)は31万6000円で、前月から横ばい。前年同月比は12.6%の上昇だった。

横軸は調査時期。金額は消費税を除く。各位置の値は特定の事例が示す単価であり、各調査年の事例とは同一ではないので留意されたい(資料:建設物価調査会)
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データの見方

建設物価調査会の契約価格情報「JBCI」のデータから作成した総工事費単価のプライス推計値。東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)で建設された事務所(一般事務所、貸事務所、複合事務所)について過去の契約価格データをベースに、建築費指数(工事原価)を用いて補正したもの。実際の契約価格は、建物の規模や施工条件、設計内容、グレードなど様々な要因によって変動するので、四分位で中央値に相当する中位(50%値)の他、高位(75%値)と低位(25%値)のデータを提供する。契約価格の調査は年単位で行われ翌年4月に集計結果が得られることから、17年調査の結果を18年4月から19年3月まで推計の基本情報として用いている。3月と4月ではベースとなる母集団が異なるため、値の差が大きく生じる場合がある。最新2カ月分のプライス推計値は暫定値。詳細は建設物価調査会のウェブサイト

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