「建築単価ウオッチ」は今回から5月調査の結果をお伝えする。鉄筋コンクリート造(RC造)マンションは、プライスもコストも前月比で0.1%上昇した。RC造の主要資材である鉄筋や型枠用合板は、東京では値上がりが続いている。一方、名古屋や大阪では横ばいとなった。

 東京における5月のRC造マンションのプライス推計値は、中央値に相当する中位(50%値)が1m2当たり31万6000円(最新2カ月分は暫定値)で、前月比で0.1%上昇した。前年同月比では4.4%の上昇である。

 同様に、四分位で高位(75%)のプライス推計値は36万4000円、低位(25%値)は28万1000円。いずれも前月比で0.1%上昇した。前年同月比では、高位が9.0%上昇、低位が4.9%上昇であった。

横軸は調査時期。金額は消費税を除く。各位置の値は特定の事例が示す単価であり、各調査年の事例とは同一ではないので留意されたい (資料:建設物価調査会)
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データの見方

建設物価調査会の契約価格情報「JBCI」のデータから作成した総工事費単価のプライス推計値。東京都内で建設されたマンション(分譲、賃貸、ワンルーム)について過去の契約価格データをベースに、建築費指数(工事原価)を用いて補正したもの。実際の契約価格は、建物の規模や施工条件、設計内容、グレードなど様々な要因によって変動するので、四分位で中央値に相当する中位(50%値)のほか、高位(75%値)と低位(25%値)のデータを提供する。契約価格の調査は年単位で行われ翌年4月に集計結果が得られることから、17年調査の結果を18年4月から19年3月まで推計の基本情報として用いている。3月と4月ではベースとなる母集団が異なるため、値の差が大きく生じる場合がある。最新2カ月分のプライス推計値は暫定値。詳細は建設物価調査会のウェブサイト

 5月のRC造マンションの工事原価指数(05年=100)は、前月比で0.1%上昇した。4月に9カ月振りの横ばいとなったが、再び上昇した。専門工事別では、躯体が0.3%上昇した。変動の主な要因としては、鉄筋、木工などの工事費や資材費の上昇が影響した。

 前年同月比では、工事原価指数が2.5%上昇した。専門工事別で見ると、躯体が5.1%上昇と大きく変動した。このほか、電気が2.6%上昇、仕上げが1.5%上昇、空調が0.8%上昇、衛生が0.5%上昇となった。変動の主な要因は、鉄筋、電線ケーブル、生コン、鉄筋加工組み立て、アスファルト防水などの工事費や資材費の上昇が寄与している。

横軸は調査時期(資料:建設物価調査会)
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データの見方

基準年の05年を100とする指数で、RC造マンションの各種工事のコストを表したもの。工事原価とその主な内訳となる躯体、仕上げ、電気、衛生、空調の工事の指数を示している。工事原価は総工事費から一般管理費を除いたもので、プライスに影響を与える利益などを含まない。建設物価調査会が作成している建築費指数に基づく。最新2カ月分の指数は暫定値。詳細は建設物価調査会のウェブサイト

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