だから「おっさん」上司は嫌われる――。日経コンストラクションの読者は、男性でかつ上司という立場の方が多いでしょう。そんな皆さんに向け、11月12日号の特集には少し挑発的なタイトルを付けてみました。

 もちろん、男性上司を揶揄(やゆ)するための企画ではありません。特集のテーマは、堅い言葉で表すなら「昨今の建設産業での女性活躍施策について考える」といったところでしょうか。

日経コンストラクション11月12日号特集「だから『おっさん』上司は嫌われる」から
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 女性が働きやすいように会社は育児休暇制度を整備してくれたし、女性向けにちょっとカワイイ感じの女子トイレと更衣室も作った。それに、いつも「女性ならではの視点で現場の改善を提案して」と声もかけているし――。

 こんな風に、女性の活躍を願って様々な手を打ち、気を使っている上司の方は多いでしょう。それに冷や水を浴びせるわけではありませんが、当の女性社員はどのように受け止めているか、考えたことはあるでしょうか?

 よかれと思ってやっていることが、彼女らにとって実はありがた迷惑だったり、重荷になっていたり。特集記事は、そんなギャップに気付いてもらいたいという、2人の若手女性記者の思いからスタートしました。

 特集のプロローグでは、女性部下を憂鬱にしている4タイプの「勘違いおじさん」が登場します。女性だけをことさらもてはやす「期待かけすぎおじさん」、産休から復職した女性に雑用しか与えない「仕事取り上げおじさん」、目を見て話してくれない「伏し目がちおじさん」、女性はピンクが好きでしょ?と価値観を押しつける「ダサピンクおじさん」――。皆さん、どこかしら思い当たる節があるのではありませんか?

 特集記事は、女性から見た女性活躍策の問題点だけでなく、上司は女性社員のことをどうみているのか、何に悩んでどんな不満を持っているのかについても、読者アンケート調査などを基に解き明かしました。男女間、そして上司と部下の間のギャップを乗り越えるためのヒントも数多く盛り込んでいます。

 「おっさん」上司の皆さんだけでなく、その予備軍の男性、それから女性にも、ぜひこの特集をお読みいただきたいと思います。バリバリ「おっさん」上司の私も、胸に手を当てながら読み返してみた方がよさそうですね…。