シブコーからLINE CUBE SHIBUYAへ──。2019年10月13日、建て替えが完了した東京・渋谷にある渋谷公会堂(通称シブコー)がLINE CUBE SHIBUYAと名を変えて、新たなスタートを切った。

「LINE CUBE SHIBUYA」(渋谷公会堂)の外観(写真:日経アーキテクチュア)
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LINEがネーミングライツを取得した。建物の正面にLINE CUBE SHIBUYAの名称が掲げられた(写真:日経アーキテクチュア)
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 メッセージサービスの国内最大手で、月間利用者が約8100万人と圧倒的なシェアを誇るLINEは18年12月に、渋谷公会堂のネーミングライツ(命名権)を取得した。そして19年6月1日から名称を使い始めた。その使用期限は29年3月31日までの9年10カ月で、年額1億2000万円を渋谷区に支払う。

 なお、LINEは19年2月1日から、芸能事務所を運営するアミューズと、パシフィックアートセンター(東京・中央)と共同で、渋谷公会堂の「指定管理者」となり、施設の運営・管理を担っている。LINE CUBE SHIBUYAのオープニングを飾ったのは、アミューズに所属する人気歌手グループ「Perfume(パフューム)」だった(公演内容は後述)。

LINE CUBE SHIBUYAのオープニング公演を飾った人気歌手グループ「Perfume(パフューム)」(写真:上山 陽介)
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 LINE CUBE SHIBUYAという施設名に含まれる「CUBE(キューブ)」は、建て替えた渋谷公会堂の外観デザインがCUBE(四角形)を連想させるものだったことに由来する。建物は壁もガラスも、カラフルなキューブの模様になっているのが大きな特徴だ。

建物は壁もガラスもカラフルなキューブ模様(写真:日経アーキテクチュア)
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 館内に入ると、入り口の突き当たりにあるロビーの壁の内装にも同じく、キューブ模様を取り入れていることがすぐ分かる。

ロビーの壁も外観と同じキューブ模様(写真:日経アーキテクチュア)
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 建物の裏手には19年1月15日に一足早く供用を開始した、新しい「渋谷区役所」が立つ。両者は別々のビルだが、通路でほぼつながったような配置になっている。

LINE CUBE SHIBUYAのすぐ裏にある「渋谷区役所」。こちらは先に建て替えが完了し、仮庁舎から戻った職員が19年1月から業務を開始している(写真:日経アーキテクチュア)
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 渋谷公会堂の名前は、入り口のドアにさりげなく記されている。先に渋谷区役所が動き出したこともあり、今はまだ渋谷公会堂と渋谷区役所の区別がついていない人が多いという。渋谷区役所と間違って、渋谷公会堂に入ろうとする人が毎日のようにやって来る。だが公演などがない日は、そもそも渋谷公会堂の正面入り口は開いていないので入れない。

正面入り口のドアにさりげなく記された渋谷公会堂の名前(写真:日経アーキテクチュア)
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