2041年を目標に、高さ350mの木造超高層建築物を都内に建設する構想「W350計画」を掲げる住友林業。同社は筑波研究所内に木造の新研究棟を建設し、11月上旬に運用開始した。新研究棟はW350計画の研究拠点となる。

住友林業が筑波研究所内に新設した新研究棟(写真:住友林業)
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 新研究棟の見どころは、全館避難安全検証法による内装の木質化、ポストテンション構造による象徴的な吹き抜け空間、同社が提唱する「涼温房」の考え方によるZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化計画、特殊緑化・オフィス緑化の検証――の大きく4つだ。

 新研究棟は木造3階建てで、最高高さは15.3m。梁や柱、壁は燃えしろ設計で木の現しとし、内装にも木を多用した。全館避難安全検証法の高度な検証法(ルートC)を使って設計し、大臣認定を取得した。同社によると、木造建築物で全館避難安全検証法の大臣認定取得は初めてだ。

1階ギャラリー。大梁は1時間準耐火の大臣認定を取得した合わせ梁(写真:住友林業)
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 現しにした木材には、同社が開発したシリコン系の保護塗料を使った。木材の表面に半透明の塗膜を形成する。工場で部材製作時に塗布し、施工期間中も風雨から木材を保護した。木目を生かせるうえ、水溶性で重ね塗りが可能なため、メンテナンスしやすい。

 1階にギャラリーや会議室を設け、2階は140人まで収容できるフリーアドレス制の執務室、3階は大会議室やラウンジ、屋上テラスだ。

1階平面イメージ。インナーコートヤードは吹き抜けで、上部のルーバーから自然光を取り入れる(資料:住友林業)
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2階平面イメージ(資料:住友林業)
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3階平面イメージ(資料:住友林業)
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