2019年10月24日、東急とJR東日本、東京地下鉄(東京メトロ)の3社は、商業施設やオフィスなどで構成する「渋谷スクランブルスクエア第1期(東棟)」の内部をメディアに初めて公開した。建物は渋谷駅に直結し、高さ約230mを誇る。渋谷エリアでは最も高いビルだ。屋上には屋外展望施設を設けており、真下のスクランブル交差点から遠くの羽田空港まで、東京都内の様々な景色が見渡せる。施設は11月1日に開業を迎える。

渋谷駅直結の「渋谷スクランブルスクエア第1期(東棟)」が完成し、内部をメディアに初公開した。写真中央に立つのが東棟で、左奥に「渋谷ヒカリエ」が見える。2019年11月1日に開業予定(写真:日経アーキテクチュア)
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建物屋上に、展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」を設置した。角に立つと、渋谷の街が足元に広がり迫力の眺望を楽しめる(写真:日経アーキテクチュア)
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 渋谷スクランブルスクエアは1期の東棟が完成した後も工事が続く。西側に立つ既存施設などを解体して2期の中央棟、西棟を建設し、全体の完成は27年ごろになる計画だ。デザインアーキテクトには、日建設計と隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所が参画した。

 「今後の渋谷は、若者の街というイメージから、年齢や性別、国籍を問わず多様な人々が集い、活躍する場所というイメージに変わるだろう」。10月24日に開かれた記者発表会で、施設を運営する渋谷スクランブルスクエア管理部の上田佑斗担当課長はそう語った。

 完成した渋谷スクランブルスクエア東棟は、地下7階・地上47階建てで、延べ面積は約18万1000m2の規模だ。地下2階~地上14階に商業施設、地上14階・45階~屋上に展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」、地上17階~45階にオフィス、地上15階に産業交流施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」を配置した。

 最大の注目は、展望施設の渋谷スカイだ。ガラスの手すりに囲まれた角に立つと、足がすくむようなスリル感を味わえる。さらに20年3月から運用が始まる羽田空港の新飛行経路によって、渋谷駅の上には高さ約600mで飛行機が通過する予定だ。来年には、足元に広がる景色と、上空を飛ぶ飛行機の両方を間近に楽しめる場所となりそうだ。

北東側の角からは、新国立競技場なども見える(写真:日経アーキテクチュア)
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開放感のある屋上。手すりの外に物を落下させたり、ガラスの柵を越えたりしないように複数の警備員が監視している(写真:日経アーキテクチュア)
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