森ビルは2019年8月22日、東京都港区で進行中の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)について計画概要を発表した。メインタワーの高さは約330mで、23年の完成時には高さ約300mの「あべのハルカス」(大阪市)を抜いて、日本一の高さとなる予定だ。総事業費は約5800億円に上る。

森ビルは2019年8月22日、「虎ノ門・麻布台プロジェクト」のパースなど詳細を発表した。図は、夕景イメージ(資料:森ビル)
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 同社の辻慎吾社長は会見で、「これまでのヒルズの未来形を形にする。ロンドンやニューヨークなどとの都市間競争をどう勝ち抜くか。世界中から企業や人、モノ、金を集める磁力となる施設づくりが必要だ」と語った。

森ビルは、東京都港区にある「森ビルアーバンラボ」で会見を開いた。写真は、同社の辻慎吾社長(写真:日経アーキテクチュア)
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 計画の対象は、東京都港区の虎ノ門5丁目、麻布台1丁目、六本木3丁目にまたがる約8.1ヘクタールの区域だ。森ビルが開発した「アークヒルズ」(1986年開業)に隣接し、「六本木ヒルズ」(2003年開業)、「虎ノ門ヒルズ」(森タワーは14年開業)の中間に位置する。最大約18mの高低差がある地形で、従前は小規模な木造住宅などが密集していた。

地図の中央、緑色に塗られた部分が虎ノ門・麻布台プロジェクトのエリア。敷地周辺には、六本木ヒルズなど既存のヒルズが立ち並ぶ。画像は会見時のスクリーンを撮影(写真:日経アーキテクチュア)
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 プロジェクトは街づくり協議会を設立した1989年から始まった。約300人の権利者と議論を重ね、計画を進めてきた。2017年、国家戦略特別区域法に基づく区域計画に認定。18年には再開発組合を設立し、19年8月に着工した。既に約30年近くの年月を費やしており、完成は23年3月末を予定している。

 同プロジェクトでは、新たに3棟の超高層タワーを建設する。A街区に高さ約330m、地上64階建てのメインタワー、B-1街区に高さ約270m、地上64階建ての西棟、B-2街区に高さ約240m、地上54階建ての東棟を配置。C街区の低層棟も含めて、総延べ面積は約86万400m2に上る。

敷地の東北方向から見た全景イメージ(資料:森ビル)
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