2022年8月、日本を代表する歓楽街である東京・新宿の歌舞伎町に巨大な建物が誕生する。地下5階・地上48階建て、高さが約225mある大型複合施設だ。19年8月に本格着工した。

 高層ビルが立ち並ぶ西新宿とは違い、歌舞伎町周辺にはそれほど高いビルがない。そんなエリアに突如、48階建てのビルが1棟だけそびえ立つことになる。遠くから見ても目立つのは確実で、歌舞伎町の新たなシンボルになるのは間違いない。歌舞伎町という街のイメージを一新するだけのインパクトを秘めた注目のプロジェクトだ。

北西の大久保方面から見た高層複合施設(左)、建物に隣接する「シネシティ広場」と連動した映画イベント(右上)、音楽イベント(右下)の各イメージ(資料:東京急行電鉄、東急レクリエーション)
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 今から約20年前の1998年に、ミュージシャンの椎名林檎が作詞・作曲した「歌舞伎町の女王」の中で歌われた「大遊戯場歌舞伎町」が、今まで誰もが持っていた歌舞伎町のイメージだろう。しかし真新しい巨大なエンターテインメント施設が完成すれば、わい雑な印象の大遊戯場は今までと全く異なる雰囲気の「遊び場」に変わるかもしれない。

渋谷系の東急が新宿系に本腰

 建築主は東京急行電鉄と東急レクリエーション。かつての新宿TOKYU MILANOの跡地を中心とした敷地で進めている「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」の中核となる案件が、この高層複合施設だ。

 今や世界中から多くの人々が集まる歌舞伎町に立つことになる今回のビルは、映画館や劇場、ライブホールといったエンタメ施設と店舗、ホテルから成る。本格着工に合わせて、東急ホテルズ(東京都渋谷区)の出店が決まった。

高層複合施設の建築計画概要(資料:東京急行電鉄、東急レクリエーション)
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 東急電鉄が創業100周年を迎える22年度の開業を目指し、東急グループが一丸となって歌舞伎町の魅力を高める。

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