JR東海は、大深度地下に建設するリニア中央新幹線のシールドトンネルで初弾となる北品川工区の施工者を熊谷組・大豊建設・徳倉建設JVに決定した。この工区は品川駅から延長9.2kmの区間で、土かぶりは最大約90m。JR東海が設計・施工一括で発注し、契約日の4月13日に公表した。契約金額は非公表。

第一首都圏トンネルの北品川工区で発進たて坑となる北品川非常口(写真:日経コンストラクション)
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 リニアの建設工事を巡る談合疑惑で国土交通省などから指名停止を受けている大林組、鹿島、清水建設、大成建設の大手4社について、JR東海は現時点で同様の措置を講じていない。北品川工区の入札を公告したのは、談合疑惑が発覚する前の2017年10月。JR東海は入札結果の詳細を公表していないので、大手4社が参加したのかどうかは不明だ。

 JR東海はこの工事で「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」(大深度地下使用法)の適用を受ける考えだ。3月20日付で同法適用の認可を国土交通大臣に申請している。認可を受けると、地権者などへの補償が原則として不要になる。トンネルの掘削は、認可取得後に始める予定だ。

北品川工区の位置図(資料:JR東海)
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 品川工区は延長36.9kmの第一首都圏トンネルの東端に当たる。工区の中間に位置する北品川非常口を発進たて坑にして、両方向へ掘削していく。シールドトンネルの外径は約14m。工期は18年4月から26年3月まで。

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