(写真:大上 祐史)
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 中部横断自動車道の一部となる静岡県内の新清水ジャンクション(JCT)から山梨県内の富沢インターチェンジ(IC)までの約21kmと、山梨県内の下部温泉早川ICから六郷ICまでの約8kmが2019年3月10日、同日開通した。これにより、静岡県庁から山梨県庁までの所要時間が2時間5分程度となり、従来よりも30分ほど短縮する。

 筆者は開通直前に行われた新清水JCT─富沢IC間の現場見学会に参加した。その様子をお伝えする。
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 中部横断道は静岡市を起点とし、山梨県甲斐市を経由して長野県小諸市に至る延長約132kmの高速道路だ。全線開通すれば、東名高速と新東名高速、中央道が南北に結ばれる。

(資料:中日本高速道路会社)
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 中部横断道は中日本高速道路会社が整備する有料区間と、国土交通省が新直轄方式で整備する無料区間に分かれる。新直轄方式とは、国と自治体が事業費を負担することで、通行料は無料になる高速道路の整備方式だ。主に採算性が乏しく、高速道路会社による整備が難しい区間に採用される。

 今回の開通区間のうち、新清水JCT―富沢IC間は前者の有料区間、下部温泉早川IC―六郷IC間は後者の無料区間となる。

 現場見学会でまずは、有料区間と無料区間の境に当たる富沢IC付近へ移動した。同ICから中部横断道を少し南下して新清水JCT方面へ向かう本線上に、有料区間へ入るための料金所がある。

(写真:大上 祐史)
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(写真:大上 祐史)
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 中部横断道が通る地域はフォッサマグナの西端に位置し、急峻(きゅうしゅん)な山々が連なっている。道路の縦断勾配を抑えるため、新清水JCT─富沢IC間には8本のトンネルと13本の橋梁が建設された。

中部横断道の新清水JCT―富沢IC間の概要図。紫色がトンネル区間、赤色が橋梁区間、黄色が盛り土や切り土による土工区間を示す(資料:中日本高速道路会社)
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