安藤ハザマとライフビジネスウェザー(東京・中央)は、墜落・転落など建設現場で起こりやすい労働災害を天気予報から推測し、注意を促す情報を配信する「気象危険予知システム」を共同で開発した。熱中症以外の労働災害と気象との関係性に着目して、その相関性から起こりやすい労働災害を予知する技術は珍しい。

配信した情報のメイン画面の例。現場のピンポイント天気予報と、起こりやすい災害の型、過去に発生した事故の事例が表示されている(資料:安藤ハザマ)
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「気象危険予知システム」の配信情報を現場のデジタルサイネージに映し出している。インターネットに接続していれば、パソコンやスマートフォンから閲覧できる(写真:安藤ハザマ)
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 開発したシステムでは、労働災害データと前7日間の現場の気象データとを組み合わせて、労働災害が発生しやすい気象条件を特定するデータベースを構築する。

 労働災害データは、安藤ハザマで過去に発生した労働災害を事故の型別に11種類に分類し、発生日時や場所などを整理した。他方、気象データは気温や気圧、湿度、体感気温、不快指数といった指標と最高値、平均値などの指標とを組み合わせた全266項目をライフビジネスウェザーが抽出した。

 構築したデータベースと、日々の天気予報を照らし合わせることで、「激突災害」「墜落・転落災害」など、発生の確率が高い労働災害の型を推測。その情報を対象となる現場に設置したデジタルサイネージや携帯電話などに配信する。

墜落・転落などの労働災害が起こりやすくなる気象条件(資料:安藤ハザマ)

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