三井住友建設は、プレキャストコンクリート(PCa)の製造のうち、鉄筋の組み立て作業を自動化するシステム「Robotaras(ロボタラス)」を開発した。これまで必要だった作業員の数を、4分の1程度にまで減らせる。鉄道構造物の軌道スラブで、鉄筋の配置と結束を模擬した動作試験を実施し、有効性を確認。実用化のめどを付けた。

鉄筋組み立て自動化システム「Robotaras(ロボタラス)」のイメージ(資料:三井住友建設)
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動作試験の様子。鉄筋保持治具を装着したロボットアームが鉄筋を配置している(写真:三井住友建設)
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 ロボタラスは以下のシステムで構成される。鉄筋を配置・結束するロボットアーム1台、数台の鉄筋供給機、鉄筋を精度良く配置するための鋼製架台2基程度、鋼製架台と供給された鉄筋を移動させるローラーコンベア3台だ。ロボットアーム本体の質量は約600kg。

 ロボットアームは、鉄筋を保持して所定の位置に配置した後、鉄筋の交差箇所を結束する。アームの先端部の保持治具と結束機は、自動での着脱が可能だ。

動作試験の様子。鉄筋を配置した後に、保持治具から結束機に自動で付け替えて鉄筋の交差箇所を結束する。結束機は、市販のマックスの機器を使用(写真:三井住友建設)
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 ロボットアームの動きは、鉄筋の据え付けや交差の位置を事前に人が教える「ティーチング」によってプロブラミングしている。具体的には、作業指示者がロボットを動かしながら稼働具合を記録し、動作を再生することでロボットアームが動く仕組み。ティーチングは、製造する形状に合わせて、その都度、行う。

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