パシフィックコンサルタンツは、道路交通量などのビッグデータから表やグラフを自動で作成する「BIツール」と、スマートフォンで撮った写真から現地踏査の報告書を自動で出力する「現地踏査システム」を開発した。道路分野の部署に導入し、設計者が書類作成に割いていた時間を大幅に減らした。

「BIツール」の出力結果。グラフや表をまとめるテンプレートは今後も拡充する予定(資料:パシフィックコンサルタンツ)
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 道路の交通量や交通事故の記録など大量のデータを基に客先に説明や提案をする場合、表やグラフを作って視覚化することが欠かせない。しかし、Excelなどの表計算ソフトでは扱える情報量に上限がある上、データの提供会社によって異なる様式の資料を整理してまとめる必要がある。設計者は煩雑なデータ処理に時間を取られていた。

 開発した「BIツール」は、様式が異なる大量のデータを一括で読み込んで、あらかじめ準備したテンプレートに沿って表やグラフを自動で作成する。データと位置情報を連動させて、地図上に表示することも可能だ。例えば、交通事故に関するデータを入力すれば、発生箇所を地図にプロットしたり、件数の変遷をグラフで表示したりできる。

 今後は、大量のデータを処理できるシステムの特徴などを生かし、ETC2.0やトラフィックカウンターから得た交通情報の解析の他、AI(人工知能)を使った交通量予測に活用することを目指す。

「BIツール」の出力結果。入力データはExcel形式の他、CSV形式やデータベース形式などにも対応する(資料:パシフィックコンサルタンツ)
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