戸田建設はRist(東京・目黒)と共同で、山岳トンネル工事の発破の適切性をドローン(小型無人航空機)とAI(人工知能)を使って自動判定するシステム「ブラスト・アイ」を開発した。

 ドローンが発破後のトンネル内を自律飛行し、切り羽の岩塊から飛び散った飛び石の形状を撮影。3次元化したデータを基に、AIで発破の結果を自動判定する。 

 これまで判定を担ってきた熟練のトンネル技能者の不足が進む中、特別な経験や技能がなくても発破の良否を判定できるようにする。

トンネル内を自律飛行するドローン(写真:戸田建設)
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 中硬質岩の山岳トンネルでは一般に、1~2mごとに発破掘削を進めていく。地質の不連続性などから、発破の適切性は1回ごとに判定。発破の結果を基に、削孔数や削孔位置、削孔角度、爆薬量などを組み合わせた次の発破パターンを検討する。判定に使っているのが、切り羽と飛び石の形状だ。

 切り羽の形状については、発破掘削の計画ラインに対する凹凸などを3次元レーザースキャナーなどでデータ化すれば、熟練工でなくても定量的に判定できる。これに対して、飛び石は適切とされる形状が曖昧なため、熟練工が自身の経験を基に判定せざるを得なかった。

発破後の切り羽と飛び石のイメージ(資料:戸田建設)
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