今回は新設住宅着工戸数や既存建物流通度と関係性が強い住環境属性(事業所数や店舗数など)データの種別を分析した結果を紹介する。

 ここでの関係性とは、着工戸数については、住宅着工統計と住民基本台帳に基づいて計算した世帯当たりの新設住宅着工戸数と、住環境属性を示す各種統計との都道府県ランキングの相関係数で判断した。

 既存建物流通度については、法務省が示す登記統計の売買による建物の所有権移転個数と住宅・土地統計調査(総務省)の住宅数に基づいてはじき出した総住宅数当たりの所有権移転個数を既存建物流通度と設定。住環境属性を示す各種統計との都道府県ランキングの相関係数で判断している。

新設住宅着工戸数および既存建物流通度の都道府県ランキングと相関性の高い、住環境に関連した統計調査をマッピングした。調査にはフィールドリサーチセンターの協力を得た(出所:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]

 既存建物流通度と正の相関が強かった住環境属性は、不動産管理業事業所数、窃盗犯認知件数、経営コンサルタント業事業所数などだった。一方、美容業事業所数、燃料小売業事業所数、理容業事業所数、農耕用品小売業事業所数などの項目は、相関係数が-0.7以下となり、特に強い負の相関を示した。

住環境に関する各種統計と既存建物流通度の都道府県ランキングの相関係数。0.4以上の正の相関が強いものを示した。調査にはフィールドリサーチセンターの協力を得た(出所:日経ホームビルダー
[画像のクリックで拡大表示]
住環境に関する各種統計と既存建物流通度の都道府県ランキングの相関係数。-0.4以下の負の相関が強いものを示した。調査にはフィールドリサーチセンターの協力を得た(出所:日経ホームビルダー)
[画像のクリックで拡大表示]

 建設工事業(総合工事業、木造建築工事業、建設業、職別工事業)事業所数や小売業(飲食料品、機械器具、酒、自動車、無店舗小売、自動販売機による小売、野菜・果実、鮮魚、スポーツ用品、家具・建具・畳、医薬品・化粧品)事業所数などとも負の相関が強い傾向にあった。

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が4月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら