幸か不幸か、猛暑に突入したばかりの7月初旬、16年間使っていたリビングのエアコンが故障した。新たに導入したエアコンをスマートフォンでの遠隔操作とスマートスピーカー経由でのボイスコマンドに対応させたので、前編と後編に分けて報告しよう。今回は、スマートフォンとの連携を実現するシステムの概要や使用感に加え、ユーザーとしての提言を記させてもらった。

スマートフォンやスマートスピーカー経由での操作に対応するエアコンが増えている。iPhoneの画面はエアコンを操作する専用アプリ(筆者撮影、以下同じ)
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新エアコンはインターネット経由の遠隔操作に対応

 猛暑の中、慌てて近所の量販店に駆け込み「現状と同じ性能の製品」と筆者は要望した。いくつかの選択肢から選んだのは、富士通ゼネラルの「nocria(ノクリア) AS-X56H2」というモデル。このときエアコンを遠隔操作しようなどという考えは1ミリも持ち合わせていなかった。「猛暑の中、壊れたエアコンを早くなんとかせねば」という切迫した思いで頭が満たされていたからだ。

 エアコンが必要なのは人間だけの話ではない。我が家には、今年で16歳を迎え、足腰が弱りまともに歩くことができない老犬がいる。ワイヤー・フォックス・テリアという英国原産の毛むくじゃらな犬種だけに暑さには弱い。エアコンが壊れたことで死期を早めてしまったのでは、ふびん極まりない。

1日の大半をまったりと寝て過ごす老犬にとって、猛暑の中のエアコンは無くてはならない存在
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 新エアコンがスマートフォンやスマートスピーカーに対応していることを知ったのは、それから約1週間後、無事に工事が終わりエアコンの取扱説明書を読んでいるときだった。エアコン本体に別売りの純正無線LANアダプターを接続することで、インターネット経由で外出先からエアコンの遠隔操作や運転状況の確認が可能になるという。ならばということで、さっそく無線LANアダプターを購入した。