2019年2月25〜28日に、スペイン・バルセロナで世界最大級のモバイル関連展示会「MWC19」が開催された。毎年、多くのスマートフォンメーカーが最新モデルを出展する、業界のお祭り的なイベントだ。

 今回出展されたスマホの中から、筆者が「日本でSIMフリーモデルとして発売してほしい」と思った5モデルを紹介しよう。

折り畳める5Gスマホ「HUAWEI Mate X」は実用性が高そう

 まずは、中国の華為技術(ファーウェイ)が発表した、ディスプレーを折り曲げて畳める5Gスマホ「HUAWEI Mate X」だ。折り畳んだときは前面が6.6インチ、背面が6.38インチの両面スマホとして使え、開くと8インチ(2480×2200ドット)の大画面、高精細ディスプレーになる。

華為技術(ファーウェイ)が初の5Gスマホとして発表した「HUAWEI Mate X」
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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 Mate XはMWC19の目玉となった端末だ。間近で見たところ、ほぼすき間なく折り曲げられるので、普段の持ち歩きに支障はなさそう。スマホで仕事の書類を見たり、動画を見たり、電子書籍を読んだりする人には、8インチの大画面が大きな魅力になるはずだ。

本体がかなり鋭角に曲がり、すき間なく折り畳める
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 この端末は5Gネットワーク向けの端末として開発されたものなので、日本での発売はしばらくないだろう。しかし、SIMを2枚挿せて、3Gや4Gでも使える仕様になっている。市場想定価格は2299ユーロ(約29万円)とかなり高額だが、SIMフリー市場では一定の需要があるのではないかと思う。4Gまでの対応で、価格をやや抑えたモデルの登場を期待したい。

21:9の縦長ディスプレーを搭載する「Xperia 10 Plus」

 次に、ソニーモバイルコミュニケーションズが発表したスマホ「Xperia 10 Plus」だ。

 ソニーモバイルは最新フラッグシップとして、6.5インチの4K(3840×1644ドット)の有機ELディスプレーを搭載する「Xperia 1」を発表した。同モデルは、ソニーが持つ技術を結集させて、高画質のトリプルカメラを搭載した。Xperia 1は2019年初夏以降に日本での発売が予定されている。

 同時に発表した、画面サイズが6インチの「Xperia 10」と6.5インチのXperia 10 Plusはミドルクラスのモデル。どちらもXperia 1と同じく、アスペクト比が21:9の縦長ディスプレー。縦画面ではマルチウインドー操作がしやすく、横画面ではゲームや映像の臨場感が増すというメリットがある。

ミドルクラスモデルとしてグローバルで発売する、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 10」(左)と「Xperia 10 Plus」(右)
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Xperia 10 Plusは、フラッグシップのXperia 1とほぼ同じサイズ。だがトリプカメラではなくデュアルカメラを採用するなど、機能とスペックは抑えた
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 Xperia 1の市場想定価格は、約950ドル(約10万5000円)とのこと。一方、Xperia 10は350ドル(約3万9000円)、Xperia 10 Plusは430ドル(約4万8000円)と格段に安い。日本での発売は未定だが、SIMフリーモデルが出たらヒットは間違いないだろう。