今回レビューするSIMフリースマートフォンは、中国のスマホ大手OPPO(オッポ)の「Find X」だ。2018年2月に「R11s」を発売して日本市場に参入したOPPOは、1年足らずの間に国内向けに5モデルを投入。さらに2018年内に、2モデルの発売を控えている。11月9日に発売したFind Xは最新フラッグシップとして、グローバルで販売しているハイエンドモデルだ。最大の特徴は、普段はカメラが本体に隠れていて、使うときだけ電動スライドで現れる仕組みになっていること。量販店での実勢価格は、12万830円(税込み)。

スライド式ステルス3Dカメラを搭載するOPPOの「Find X」
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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 筆者は、Find Xが2018年6月にグローバルで発表されたときから気になっていた。そのため、国内での発売と同時に、すぐ購入した。1カ月ほど利用してみた感想を交えつつ、特徴や使い勝手を紹介する。

飛び出すカメラでレンズを保護

 繰り返すが、Find Xの特徴は飛び出すカメラだ。「カメラ」アイコンをタップすると、本体上部からスライドしてカメラが出てくる。カメラが出てくるまでの間にシャッターチャンスを逃すように思うかもしれないが、実際には待たされる感覚はほとんどない。約1秒で出てくるので、同等のパフォーマンスを備えた他のスマホより若干遅れる程度だ。

「カメラ」アイコンをタップするとカメラが出てきて、ホームボタンを押してカメラを終了すると隠れる。動作は1秒程度

 デジタルカメラの場合、使わないときはレンズをキャップなどで保護するのは当たり前。一方、スマホに搭載されたカメラのレンズはガラスなどで保護されているとはいえ、表面が汚れたり、傷がついたりすることがある。Find Xのカメラが隠れるという奇抜な構造は、レンズを汚さずに保護できるという意味では有益だと感じている。

 Find Xは、3Dの顔認証を搭載している。この設定をすると、電源をオンにするたびにカメラが現れて、利用者の顔を認証する。本人を確認できるとスマホのロックが解除され、再びカメラが隠れる。この動作も2秒程度。使い始めた当初は1日に何度も電動スライドを使うので劣化が早まるのではないかと心配したが、OPPOの説明によれば「30万回以上の耐久性試験をクリアしている」とのこと。1日に300回スライドさせたとしても、約3年は使える計算になる。

 しかも、カメラが出ている状態で本体を落とした場合は、カメラが自動的に格納される仕組みになっているようだ。カメラが出ているときではないが、筆者は購入後1カ月もしないうちに本体を2回落としてしまった。それでも動作に不具合は生じず、目立った傷もなかった。意外に頑丈な端末だといえる。

ノッチがないワイドスクリーンと美しい背面パネル

 カメラが隠れる構造のため、フロントパネルの省スペース化が図られている。画面アスペクト比は19.5:9で、6.4インチの有機ELディスプレー(2340×1080ピクセル)を搭載しているが、画面占有率は何と93.8%。ノッチ(切り欠き)がないので、画面の隅々まで写真や動画、Webページなどを表示できる。

6.4インチの有機ELディスプレーを搭載。サイズは高さ156.7×幅74.2×厚さ9.6ミリで、重さは186グラム
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写真や動画を画面の隅々まで表示できる
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横に広く表示できるので、地図の視認性が高い
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